《青の世界》

【 16着16色から成る青 】

数日前のjodhpursをポストした際にも

述べさせていただきましたが、

(早速の御反応有難うございました)

『伝統も時代と発信が変われば、

持ち合わす意味合い(本質)も変わる』

という主観が阿部自身に強くあります。

(少し言葉を気取らせると“philosophy”)

それはヴィンテージファッション、

ないしはヴィンテージを踏襲した

プロダクトにおける楽しみの方の

最もな醍醐味の1つだと考えております。

勿論、

元々の用途が

現代生活にもそのままベクトルを向けられる

洋服に関してはそれを楽しむ事が有力。

1つ例を挙げれば、

雨や雪の日にBarbourを着用する

楽しみ方が分かりやすい例でしょうか。

しかしながら時代は日に日に流れ、

大きく変わるものです。

人間生活で必要なスペックが

大きく変わる事は無けれど、

人の嗜好や生産の意図はその時代の変化に

伴うものだと思います。

今回のポストでのご紹介は、

元々フランスやドイツならび、

欧州諸国での古くからWorker’s Styleとして

生産され続けているインクブルーカラーの

綿素材のジャケットやトラウザース。

幾度の着用時の運動が行われ、

幾度も様々な水質で水洗いされ、

幾度も日中の太陽の元で色褪せたり、

人目ない暗闇で色焼けたり、と

それぞれが50年前後の固有の時間を経て

2017年の現在に大きく生地の姿を変えて

日本の神宮前店頭に集合しました。

沢山の青を発見出来る小宇宙な光景。

心激しく惹かれた退廃ムードの

16着のみ厳選させていただきました。

本当に素晴らしい色合いです。

こうして凄まじく色調が変化したこれらは

時に「芸術的」というサックリとした

大まかな括りで表現される事も

あるように思いますが、

自分は個人としてはそう、ひとえに

簡単に表現出来る物ではない様に思う所で、

芸術とは無縁の畑から

当時の人の意識・意図の無い中で

その形式が生み出され、

後世の人々の解釈のみで成り立つ…

あえて言うならば、

“偶発的副産物芸術”

と、表現をしましょうか。

作者はおろか、philosophyも存在しない、

流動的に完成した流動する価値観。

どのヴィンテージウェアでも含まれる

魅力的な価値観ですが、

取り分けてこちらの欧州のインクブルーから

発生した敗退ムードの激しさの中には

その価値観の濃度が極めて高い様に思います。

最近のLEMONTEAクルーの内での

話合いでも改めて注視していた、

伝え直したいヴィンテージピースです。

1950〜60’s Vintage Worker’s Style

Jacket & Trousers

/ from GERMANY & FRANCE

16着16色のインクブルー

price ¥10000〜20000[+tax]

【こちらの方もまた…】

楽しみ方が上手いなぁ…

ビルカニンガムも意識しているでしょうに、

すっかり自分のキャラクターにしています…。

日常着は日常着として、

また、その中での調味料としても

どうぞお楽しみください。

久しぶりに長々と失礼しました、

後はごゆっくり是非をよろしくお願いします。

 (阿部)

LEMONTEA jingumae

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