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生地の生産はアメリカ。

そして縫製は1960年代の日本。imageその様にして産声を上げた国産ジーンズの生産。現在も様々なメーカーが生産方法に国内で工夫を尽くして普遍的かつ細部に新しい提案を続けていますが、時代の流れと共に消滅していったメーカーも数多く名前は存在しているようで。

本日ご紹介するクローズの様に、ヴィンテージ界の中では時間を経て逆輸入をされて、こうして日本に帰国したデニムを稀に見かける事があります。個人的にこの1960〜70年代頃の国産ヴィンテージジーンズを好んで所有している事もあり、身を以てお勧めをしたいと考えています。

まずは何より、LEVI’Sでいうところの501BigEや66前期頃のヴィンテージにあたる年代のデニムを使用しているので色落ちの完成度が非常に高いのは大きな魅力です。

そして色落ち以上に魅力的な可能性があり、アメリカのメーカーとの大きな差異点は「当時の日本人の体型を考慮したパターンの下のシルエット」という点だと思います。手元で同年代のLEVI’Sのストレートタイプ同士で比較すると、やはり脚のワタリ(幅)が気持ち細く、股上は気持ち浅く、股下も短めに丈詰められているものが多いようです。

奇しくもその事が現代に生産されているモダンなデニムウェアのフィット感に近い事が大変面白いですね。

ウンチク云々を取っ払って見てみれば、「ヴィンテージの生地を使用し、穿き込まれて完成された色落ちのモダンなシルエットのジーンズ」と単に感じて頂けると思います。

未知指数の高いジャンルではありますが、「新鮮味」と「気分のノリの良さ」を同時にご体感ください。

それではどうぞ。image

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imageVintage Domestic-made Jeans
〜1970’s BOBSON Denim Pants

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imageVintage Domestic-made Jeans
〜1970’s BIGSTONE Denim Pants

また、

≒「あえてこの辺りを選択するひねくれた嗜好の自己満足度」と、「確かな格好良さの満足度」が高いものだと考えています。

ずいぶん長々と失礼しました。
デニムがお好きな方は勿論、これを機会にディープな世界に少しご興味を持って頂けた方は是非どうぞ。

LEMONTEA 阿部
03-5467-2407