1/27 日常用仕立の有り様
メンズジャケットの基本型にして、
そのアプローチは様々です。
どれもガチガチに決め込むスタイルではありませんが、何処か澄ました表情になる不思議な収まり様。皆さんのアンテナに届くものを是非。
まずはハイスタンダードを提唱する様な、
イギリスのマーガレットハウエルの1着。
2000年代後期頃のもので、
2Bにサイドベンツに黒過ぎない黒。
程よく綺麗な細身のシルエットで、
中心線から逸脱しない保守的なデザインが、
あると安心する心地を実現してくれます。
女性の前で好青年を演じるにも、
大きく遊んだスタイリングの〆にも、
とにかく使えるハイスタの1着。
続いてもイギリス、
この国のワークウェアと言えばのYARMO。
ワーカーにもドレス要素を盛り込むのは、
お国柄か、ブランドの真面目な心配りか、
そしてその両方か。
細ラペルに細身のサイジング。
スタイリッシュ要素の詰まった作業着。
少し汚れても何も気にしなくて大丈夫な、
本当に気負いないテーラードジャケット。
胸にチーフの代わりにバンダナを挿しても、
すごく良さそうな気がします。
イギリスの流れで3着目はHarris Tweed。
至極渋く格好良く、オールドでスリム。
いとも簡単にクラシックな雰囲気を演出。
多色Mixのツイード生地のデザインに、
ほっこりとした印象のエルボーパッチ。
オールドツイードジャケットはご提案が主にサイジングで苦労するところですが、こちらは期待に応えてくれた1着です。
ストライクゾーンに入る方も多いかと思いますので、是非店頭にてご覧ください。
LEMONTEA 阿部
03-5467-2407