10/24 バイヤー帰国入荷
「 憧れ 」
“うぁー、良いの着てるねぇ…”
“ありがとう。良いでしょこれ”
“それ…欲しいな (笑)”
“ごめん、これは宝物だから売れないの”
“そうだよね (笑)”
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お世話になっているディーラーがいつも着ていて、凄くそれが魅力的でずっと欲しいって思ってた。譲ってなんてもらえないという事を承知の上で、今回も懲りずにこんな会話をした…
今日は何だかいつもと様子が違う。
相方に何やらコソコソと話している…何だろう??
相方がスッと立ち上がり奥の部屋に入っていった。
“ずっと欲しいって言ってたよね。今回特別にとっておいたよ。はい、コレ”
と丁寧に保管されていたそれを出してきてくれた。
素直に嬉しく、憧れであるソレを目の前に気持ちの高揚を抑えきれなかった。
「 ありがとう 」という気持ちでいっぱいだった。
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【 1940〜50年代頃のスカシャツ 】
先ずスカジャンよりも圧倒的に出てこないし、出会えない。だから、自分もディーラーの着ているその様に虜になっていたというのも事実。今回はまさかの “デッドストック” というサプライズ付き。うわ、マジか…ってつい言葉が漏れました。水通しされていないパリッとした質感は手に取って分かります。
しかも、黒。ややガッチリ体型の自分が難なく着れたサイズバランス (160㎝〜170㎝半ば / 細身〜標準体型の方は全く問題ありません) この手のカテゴリにおいては奇跡とも言えるサイズバランス。デッドストック故ですが。こんな条件、こんな出会い、こんな奇跡二度と無いだろうな…
飾り物じゃなくて、リアルクローズとして。
“贅沢品であり、日常着である” 事を大前提に譲り受け持ち帰りました。物珍しさよりも “格好良い” が魅力として先行する、これが本来のヴィンテージの楽しみ方だと思います。
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古着屋やってて良かったなって思います。これからも永遠の宝探しを続けます。やっぱり僕は古着が大好きです。
Store Manager/Buyer 山口
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Lemontea 03-5467-2407