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そうそう、この香り。
時期の訪れを匂わせる、この香りです。もちろん香りはBlogでお伝え出来ませんが、お馴染みの方は想像に容易いと思います。

また今回も粒揃いのラインナップ。こうして店頭に並べる前に1着1着に触れて必要なメンテナンスを“黙々”と施している時間は、様々な思考を巡らせる良い時間です。(昔からこういう作業は好きな物に限り夢中になれる性格もありますが)
個人的にも今季はどのモデル、どのカラーリングを買い足していこうかなと考え、楽しい限りです。

自分が足元にも及ばない諸先人の方々も多数いらっしゃる事はもちろん承知していますが、その自分も何年も何年もこの“Barbour”のオイルドジャケットに向き合ってきている中、段々と心境の変化を感じています。
本当に自分の中で、
“揺るがない定番”になりつつあるのです。
きっとこれからもBarbourに対する評価も変わりませんし、そもそもイギリスで100年を超える歴史を誇る訳ですので本国を基として世界中の幅広い年代にファンを抱えているのだと思います。

昨年ファッションメディアを賑わせた“ノームコア”というワードが本当に意味していた真髄の、自然な格好良さを自分自身はこのBarbourで特に見出せる様な気がしています。

今季も揺るがないイギリス仕込みの伝統的なカントリーウェアを、当たり前の様に楽しもうと思います。“当たり前の様に”とは言いつつも、当店頭における“Vintage Barbour”の仕入れのラインナップを今回までの様な質をこの先も維持出来るかは、年々厳しくなる一方故に先行き不透明である事は皆様にご了承頂けると有難く思います。