11/22 Oliver Vintage
本日は予告していた3点をピックアップ。
どれもオリーブ同系色で遠目で見ると分かりづらいですが、店頭で見て触れて頂く際にははっきりとそれぞれの素晴らしい個性を感じて頂ければ幸いです。
一先ずは自分のフィルター越しの視点と駄文で切り出してみましたのでどうぞご覧ください。
1940’s USNavy Deck Parka
WW2の時代にも活躍したと言われる、アメリカ海軍のゴム引きデッキパーカー。綺麗にまとまって着るのはマッキントッシュに任せて、こちらは胸レースもほどいて多少ラフに着るくらいが雰囲気もあって街着にも丁度いいと思います。経年と使用による多少のリアルなヤレはあっても防水性は健在なので、バブアーを雨の日に着る“あの心地”も味わえます。そして着用の際の「ガサゴソ…ッ」というハリのある生地ならでは無機質な音がたまりません。伝わりますでしょうか?
1940’s USNavy “N-4”
…これはまたこの服が歩んだ歴史を感じる1着です。元々の土台は40年代に陸海軍で共通の装備のM-41の海軍版、N-4ジャケット。支給から40年後辺りの80年代には恐らくは別の人間に渡っていたのでしょうか、ヘビーメタル好きの真っ直ぐな嗜好“アイアンメイデン、ラットンロール”と大胆に背中全面にペイントされています。見逃せないのは前側の胸のUSNのステンシルが塗り潰されている事です。抜かりがありません。人生経験豊かなこの服には面白味が詰まっています。しかし、もしこれが1人の人間だけが着ていたとしたら、『海軍出身で老後にヘビメタにハマる』…最高です。
1990’s Barbour “SOLWAYZIPPER”
数多くのモデルを排出したバブアーの中でもクラシックな部類のソルウェイジッパー。確か記憶ではWW2のイギリス軍の装備としてもこのソルウェイに似た形のジャケットが支給されていた事実があったと思いますので、こちらの90年代の物を見ても自分はクラシックな印象を受けます。定番モデルとは違って一部のヴィンテージ好きの中で愛されている様に思います。ヘビーウェイトのワックスコットン生地でハーフコート丈、寸胴型。これからの時期に活躍するタフな一着としてどうでしょうか。しかしやはり定番モデルの方が使い易い事は否めませんが、確固たるマイノリティの方をお待ちしております。
常にポンポンとご紹介は出来ませんので、是非手に取りご覧下さい。
LEMONTEA 阿部(Instagram: @w8290)
03-5467-2407