人は全て平等だなんて思ってはいけない。生まれたときから、与えられているものは違うのだから（贖罪）

またしても、とんでもない作品だった。昨日ブログのタイトルが思い浮かばなかったくらい。「告白」と同じ作者「湊かなえ」さんの作品「贖罪」。１人称の語り口調。悲劇の連鎖、「罪」と「贖罪」の意味を問う作品。湊かなえさんの作品を読むのは２作目だが、「告白」同様に人間の闇の部分をうまく書いていてとても重たく薄暗い。この作品も、おそらく賛否両論が多いと思いますが、「告白」同様、一気にもっていかれました。しかし先にいっておきますが、伊坂先生の作品のようなワクワク感や三浦しをん先生のようなキレイな透明感、有川浩先生のようなドキドキ感は全くないです。あるのは人間の暗部、ドロドロした負の部分、しかし完璧な湊かなえさんの世界観があり引き込まれます。この人の作品、これから全部読んでみようと思います。数々の色々な作者の作品を読んできましたが、今までにない作風です。「告白」が苦手な人は読まない方が良いと思います。

さて紹介します。

以前にも入荷したオルタネイティブのVネック（ポケット付）の新色（グリーン）が入荷しました。こちらはMサイズのみです。