地面には5匹の生き物がいる 1匹は天使1匹は人間1匹は悪魔1匹は豚 そしてカボチャのおばけ(andymori)
久しぶりに読んだ「西加奈子」さんの作品「窓の魚」。普段の「西加奈子」さんとは違うスタイルで書かれた作品だと思いました。普段のどこか温かみのある話とは違い、不気味な静けさに不安な気持ちが掻き立てられる作品。 秋のある日、2組のカップルが温泉へ向かう。男の子のような「ナツ」、つるりとした肌の「アキオ」、明るく派手な「ハルナ」、ぶっきらぼうな「トウヤマ」、一緒にいるのに違う現実を見る4人にまとわりつく不穏の影。裸になって笑いあい全てをさらけ出したようにみえて決して交わらない想い。大人になりきれない恋人達の一夜を美しくも残酷に書かれています。
この作品を読んで思った事は、自分の事は分かってもらいたいと思っても、相手の事は表面上をなぞるだけで分かろうと思っていない。実際親しいから一緒にいるわけでなく、何かを埋めるためにいるだけなのかなと、またしても薄暗い事を思ってしまいました(笑)。そんなわけで、これもオススメしません(笑)。しかし今、読んでいる本は、わりと明るい話っぽいので(今の所)、次の本はオススメできそうです。
さて、薄暗い話の流れで、薄汚れた雰囲気のあるペインターパンツ。こちらはビッグサイズ(42~43インチ)で、裏地がついているタイプ(ロールアップがオススメ)なので秋冬にもオススメです。Aライン好きや、土っぽい雰囲気が好きな方へ。